アーカイブスセレクション

創刊以来60年近くの歴史を持つ「鉄道ピクトリアル」と、弊社が発行していた実務者向け雑誌「電気車の科学」の、過去に掲載された記事を新資料とともに再構成したのが「鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション」です。国鉄新性能電車・民鉄の高性能車両が誕生して半世紀、日々刻々と失われてゆく貴重な資料と、現在の趣味者の方には入手が難しい状況になっている当時の弊誌バックナンバーを次代に継承すべく、鉄道会社や特定のトピックごとに主に1950年代~60年代の車両・営業・ダイヤ・施設など実務担当者が執筆した記事を、新たにセレクトした写真などを交えてまとめました。「T記者」こと弊社初代社長の田中隆三をはじめとした各氏による現場訪問ルポ、弊誌の名物コーナー「質問に答える」や、細かい動向までを追っていける「読者短信」の再掲、また特集ごとの車両配置表や車両形式図に加え、当時実務に携わった方の貴重な証言を伺えるインタビュー記事なども掲載。研究派の鉄道ファンの方々にぜひ取り揃えていただきたい一冊です。

2012年

20 「こだま」の時代―1950~60 (2012年1月号別冊)

B5判158ページ定価1500円(本体1429円)

それまでの電車の概念をうち破る画期的なデザイン・メカニズムで1958年11月にデビュー、鉄道史にその名を残した「こだま形電車」151系。当時の社会水準や技術レベルから1歩踏み出し、未来を見据えたカルダン駆動、完全空調や固定窓の軽量車体、ビュフェや明るい塗装、スピード感あふれるデザインが誕生する経緯、技術解説を星晃氏はじめ国鉄技術陣の解説で、また鉄道ファンによる運転開始時の試乗記、その後の運用、検修、増備、改造、新幹線開業後の転用計画、また151系を補佐して東海道を活躍した157系の概要まで、当時の熱気あふれる記事を基に再構成。

■巻頭記事 ビジネス特急「こだま」の6年(寺本光照)
■巻末付録 1963年版 国鉄動力車配置表 1961年10月ダイヤ改正パンフレット

12月19日発売