アーカイブスセレクション

2014年

29 私鉄車両めぐり 関東(I) (2014年12月号別冊)

B5判160ページ 定価1579円(本体1435円)

かつて鉄道ピクトリアルの人気シリーズとして、1950~60年代の地方私鉄の車両群を実地調査により紹介し、車両研究史上の金字塔として現在でも各種文献の参考資料の筆頭に挙げられる「私鉄車両めぐり」の関東編を再録した第1弾。今回は茨城・千葉県の路線を対象に、常総筑波鉄道、日立電鉄、茨城交通、鹿島参宮鉄道、流山電気鉄道、小湊鉄道、九十九里鉄道、銚子電気鉄道の各路線の概要と車両を紹介、今では姿を消した路線、また現存している路線でも見ることができない個性豊かな車両群について、当時の貴重な写真を交えて振り返る。

■巻頭記事 “その後”の関東のローカル私鉄(服部朗宏)


28 東海道新幹線 1950~60 (2014年6月号別冊)

B5判168ページ 定価1579円(本体1435円)

2014年で開業50周年を迎えた東海道新幹線について、国鉄担当者により寄稿された1950年代後半の高速列車計画概要紹介記事から、その後の計画の進展、開業まで、リアルタイムで進む当時の様子を再録。輸送計画の策定から、従来に例のない高速に挑む車両の規格・性能の検討、電気・信号・軌道の各システム概要、各区間の工事状況、モデル線の建設から試験編成の紹介、メーカーからの搬入、試運転、車両基地、車両の運用・配置、試運転・1番列車の乗車体験記、当時検討された貨物新幹線の構想、当時の「鉄道の話題」に掲載された新幹線関連の記事などいずれも貴重な記事を収録。

■巻頭記事 東海道新幹線開業50年に思う(今田 保)


27 東武鉄道 1970~80 (2014年3月号別冊)

B5判171ページ 定価1572円(本体1429円)

戦後の代表的な通勤車両系列である7800系をはじめ、戦前製のデハ10系や創業期の木造車改造の荷電などが残っていた一方、私鉄車両最大両数を誇る8000系の大量増備が進み、日光・鬼怒川特急車1700系の車体更新、当時としては画期的なコンセプトの急行用車両1800系の登場など、今日につながる姿を築いた東武鉄道の1970~80年代を、車両アルバムや輸送概況、描いていた将来像など当時の紹介記事で解説、また1972年の「私鉄車両めぐり」・1973年の同補遺のほか貨物輸送、下野電気鉄道などについての独立記事、当時の「読者短信」に採用された東武関連のニュースを収録。

■巻頭記事 東武鉄道の昭和40・50年代を振り返る(花上嘉成)
■巻末付録 往年の車両配置表